ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

ショッピングセンターの売上げが前年比10%増加

Abrasceの調べによると、昨年のショッピングセンターの売上げが1420億レアルに達し、前年比で10%プラスの結果となりました。昨年だけで24のショッピングセンターが新しくオープンしており、 月平均で4億人もの人が足を事になっているそうです。

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 やはりクリスマスシーズンの12月がもっとも盛況のようで、期間中のショッピングセンターの売上げ1位は携帯電話(26.83%)、2位は雑貨(15.71%)、3位がレジャー・エンターテイメント(17.06%)となっていたそうです(()内は全体に対する割合)。

 

ブラジルでは、キリスト教の影響もあると思いますが、日曜日は家族で過ごすというのが一般的で、サンパウロはそうでもないですが、地方では日曜日は全く商店が空いておらず、行くところといったらショッピングセンターしかないというのも影響しているのでしょう。週末ショッピングセンターに行くと、その盛況ぶりに驚くとともに、ブラジル人の日曜日は家でゆっくり家族と共に、という生活スタイルも徐々に変わってきていると感じます。

(但し、ショッピングセンターであっても日曜日は午後2時か3時頃からしかオープンしないというのはよく見かけます。)

 

サンパウロを含め地方中核都市では様々なランクのショッピングセンターがオープンしており、中には超高級ブランドのみを扱っているセンターもちらほら見られます。ブラジルは貧富の差が激しく、金持ちは日本とは比べ物にならないほどですので、そのようなセンターも需要はあるのでしょう。