ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

1月のバイク生産量が低下

Abraciclo(バイク協会)によると、1月のバイクセクターの生産量は前年同月比16.7%マイナスとなったとのことです。昨年の12月と比較すると、12月は休日が多い事もあり、43.9%プラスとなりました(12月に発表の2015年予想では、販売は1%増、製造は2%増のそれぞれプラスを見込んでいました)。

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1月の総生産量は12万2千台で、工場から販売店迄の在庫は10万4千台とされており、前年同期比0.4%増加、12月比8.7%減少しています。Abracicloの代表であるMarcos Fermanian氏によると、1月は各バイクメーカーが工場や販売店の在庫調整を進めているとのことです。現在、銀行の自動車・バイク購入の為の貸し付けが焦げ付いた時に、銀行が優先的に車両を抑えることができる法律を改正中ですので、仮に法律が制定されれば、銀行車両に対する貸し出し枠が広がり、消費が拡大する事も期待出来ます。

 

なお輸出も厳しく、隣国アルゼンチンの経済危機により、12月の輸出量は2万2千台と前年比73.8%に落ち込んでいます。