ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

政策金利が12.25%へ上昇

ブラジル中央銀行の金融政策委員会(Copom)は政策金利(Selic)を12.25%へ引き上げる決定を下し、金利は2011年以来の高い水準となりました。

 

市場関係者からもほぼ想定通りの利上げであったため、特にサプライズはありませんでした。しかしながら、中央銀行関係者が「今回の決定はマクロ経済とインフレ見込みを勘案し実施された」とコメントしているように、0.25ポイントではなく、0.5ポイント引き上げたことは、 特に2016年にインフレ率を4.5%程度に抑えることを至上命題としている中央銀行のインフレに対する姿勢を明らかにしたと言えます。