ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

TAM航空がリージョナルジェットを30機予定

TAM航空がリージョナルジェットをブラジルエンブラエル社から18機+12機オプションにて購入する予定があることを発表しました。ブラジル国内の地域間輸送市場に投入される予定で、座席数は75〜110席程度の機体とのことです。

 

TAM航空社長のCláudia Sender氏は、ブラジル地域内輸送市場は今後益々重要になってくるだろうとコメントしています。確かにブラジルは国土も広く、長距離旅客鉄道が日本のように発達していないので、同僚のブラジル人も日本人より気軽に飛行機を利用していると感じます(但し、航空券が安い訳ではありません)。特に今はクリスマスシーズンですので、クリスマスを家族で過ごす為の帰省ラッシュで空港は大変混雑しているでしょう。

 

さてリージョナルジェットと言えば、三菱重工が開発しているMitsubishi Regional Jet(MRJ)が注目を浴びていますが、ブラジル市場ではやはりそのMRJのライバルとなるエンブラエル社製の飛行機をよく見かけます。エンブラエルは珍しくブラジルの組み立て産業で世界市場に打って出ている企業ですので、私としてはエンブラエル社にも同じく頑張ってもらいたいと思いっています。