ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

ブラジル失業率は引続き安定

ブラジル地理統計院(IBGE)より第3四半期のブラジルの失業率が6.8%と発表されました。

 

Folha、Estadão両紙によりますと、今年の第1四半期、第2四半期の失業率は夫々、7.1%と6.8%であったため第3四半期も引続き安定した雇用環境であると言えます。前年同期の失業率は6.9%であり、0.1ポイントですが改善傾向が見られます。さらに、失業者数で言うと、今期が約670万人となりこちらも第2四半期の約680万人から若干の改善、前年同期の約680万人からも改善という結果となりました。又、雇用の正社員率も78.1%となり、前期比同様であったとIBGEは述べています。

 

経済環境は厳し状況が続きますが、労働者が保護されているブラジルの労働者市場は比較的安定していると思われます。