ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

好調の石油・天然ガス生産

ブラジル国家石油・天然ガス・バイオ燃料庁(ANT)より10月の石油・天然ガス生産量が発表され、石油換算で一日当り、297万6千バレルとなりました。

 

Valor紙によると、当該生産量は前年同期比プラス17%で過去最高の生産量であり、そのうち40カ所のプレソルト油田からの生産量は73万9千5百バレルを占め、前年同期比プラス99%、前月比プラス14.1%となっています。また、石油に限定した生産量でも前年同月比プラス15.1%の239万6千バレルとなり、こちらも過去最高値を記録しています。

 

ブラジルの(主にペトロブラスの)石油・天然ガス生産で非常にポジティブな結果が先週の金曜日に発表されたにも関わらず、本日、12月8日(月)のニューヨーク証券取引所に上場しているペトロブラス株は、弁護士事務所Wolf Popper がペトロブラスに対して、クラスアクション(集団訴訟手続き)に入った報道を受けて6.7%下げています。