ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

新年は株安、レアル安、金利高でスタート

ブラジルのマーケットは1月2日からオープンしていますが、初日は株安、レアル安、金利高とブラジル経済の不安を象徴する始まり方をしています。

 

ニューヨークは株高、ロンドンは不安定な動きを続けた年末でしたが、 一部ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁のネガティブな発言を反映してか、年明けのボベスパ指数はペトロブラス株を含め下落してスタートしました。ペトロブラスに対しては昨年の最終取引日である12月30日以降、証券委員会が全管注意義務違反に関する調査委員会を設置したことをネガティブに捉えての下げと推測されています。

 

ドル高は世界中で進行しておりブラジルレアルに対しても例外ではありません。本日は1ドル2.70レアル程度までレアル安が進行しました。金利もレアル安の影響に加え、近く再利上げの可能性をブラジル中央銀行が示唆している事を織り込み上昇しています。