ブラジル日記

ブラジル経済の主要話題や各産業セクターの実情等、現地報道と体験に基づく考察。

11月の失業率が4.8%迄上昇

ブラジル地理統計院(IBGE)によると11月の失業率が4.8%になったとのことです。経済専門誌Valorの事前調査による18人のエコノミスト予想の平均の4.5%より若干下ブレしています。また、前月10月の失業率4.7%からもの0.1ポイントの悪化、前年同期4.6%からも0.2ポイントの悪化となりました。

 

雇用者数は前月比0.5%プラス、前年同期比0.4%プラスの2,338.3万人となったものの、失業者数も前月比4.4%プラス、前年同期比5.3%プラスの119.2万人となりました。生産年齢人口は 前月比0.6%プラス、前年同期比0.6%プラスの2,457.5万人です。

 

平均賃金に関しては、 前月比0.7%プラス、前年同期比2.7%プラスの2,148.5レアルで、賃金支払い総額は500.9億レアルとなり前月比1.1%プラス、前年同期比3.0%プラスとなりました。賃金上昇は望ましい事ですが、ブラジルではそれ以上にインフレが進んでおり、消費者の実感として生活の質が向上していると感じるは難しい気がします。